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犬本紹介その34-「平面いぬ。」

2007 - 04/16 [Mon] - 13:31

平面いぬ。
このブログのコメントでおしゃままさんからオススメされた乙一氏の本を読む機会があったので、その中の「平面いぬ。」を犬本と無理やりこじつけてみて紹介してみようと思う。
そもそも、この本との出会いは、特に乙一氏の本を探していたわけではなく、犬本をランダムサーチしていたときに偶然出会ったのである。
特に買う目当ても無く本屋さんにぶらりと入り、小説のある棚の端から端まで『犬』というキーワードで本を探していたときにたまたま「平面いぬ。」が引っかかった。あらすじを読んでみたところ、なにやら面白そうな内容なので購入を決定して読んでみたのであるが、意外に・・・いやかなり面白かった。

「平面いぬ。」は『石ノ目』、『はじめ』、『BULE』、そして表題作である『平面いぬ。』の4作をまとめた短編集である。
一応、犬本紹介であるので『平面いぬ。』のみの紹介にとどめるが、他の3作品もかなり面白かった。
主人公である女子高生が気まぐれにいれた犬の刺青。ポッキーと名づけられたその刺青はある日突然動き出し・・・・、というのが大体のあらすじである。
以上、『平面いぬ。』の紹介おわりっ!
下手な説明を聞くよりも、読んでみるのが手っ取り早いと思う(おいおい・・・)。

乙一氏の作品に共通していることは、通常ではありえない設定――刺青の犬が動き出したり、目を見ると石になったり、ぬいぐるみが動き出したりといったこと――が当たり前のように用意されて、それ自体にはなんら説明がないことである。
つまり、「刺青の犬が動く」という本来現実ではありえない出来事は「動くんだからしょうがない」の一言で片付けられ、この現象に対して納得のいく説明をすることはないのである。
その上で、その状況を元に物語を作っていくのである。

これまで数冊、乙一作品を読んできたが、正直なところ、その実力のほどが測りきれていない(えらそうな物言いで申し訳ないが・・・)。
昔から、気に入った作家の作品は、その時点で出版されている作品すべてを読む癖があったのだが(中学生のときにハマった赤川次郎氏の時は大変だった・・・)、今までの経験上、気に入った作家さんの作品を数冊も読めば、ある程度その作家の実力――というか文章の書き方とか、ストーリー展開のパターンとか、登場人物のキャラ性とかはなんとなくわかる(もしくはわかったつもりになる)のであるが、乙一氏の作品に関してはまったく掴めないのである。
あるときは、ダークな――もっとも昏い闇の深淵を覗き込むような話であったり(黒乙一というらしい)、またあるときはピュアな――白雪のように純粋な魂を持つぬいぐるみの物語であったり(白乙一というらしい)と作品ごとに違う面を見せられ、その全容は雲のように掴みづらいものである。
ただ、乙一氏の作品すべてにいえることは、巧妙な語り口とテンポの良いストーリー展開で読み手を飽きさせず最後までグイグイと引っ張っていくその文章の魅力である。

あと気になったのが、乙一氏の作品は基本的に一人称で語られることが多いという点である。
要するに「ぼく」とか「わたし」など特定人物の視点で物語が展開するのであるが、いくつかの作品では通常の一人称とは趣が異なっているものがある。
例えば、デビュー作である『夏と花火と私の死体』では物語冒頭で殺されてしまい幽霊となった(?)「わたし」の視点で物語が進んでいく。
また、「ZOO2」に収録されている短編『Closet』では、物語は普通の三人称で描かれていくが、最後の最後に「ぼく」という人物が登場する。
あるいは、同じ「ZOO2」に収録されている短編『冷たい森の白い家』では、明らかにある人物の視点で物語が描かれているにも関わらず、まったく一人称の単語が登場しない。特異な主人公の心の動きを読者が共感できるようにしたと思うのは勘ぐりすぎであろうか。
そうかと思えば、「GOTH 僕の章」に収録されている短編『犬』では、一人称をつかったちょっとしたトリックのようなものも披露しているから、少しのことでも気の抜けない作家だなあと感心してしまうのである。

乙一ワールドにどっぷり浸かって数週間、犬本の消費量がピタっと止まってしまったのは少し困ったもんである。この調子では、現在世に出回っている乙一作品をすべて読みきるまでは犬本の世界には戻れそうにもない。
いやあ、おしゃままさん、とんでもないものを紹介してくれましたね・・・^_^;

目下の悩みは時間がないこと。
ソファに寝そべり、ルーアをはべらせ、紅茶を飲みながら乙一ワールドにどっぷり浸かる――そんな時間が何よりも貴重に思える今日この頃である。

犬本紹介その34-「平面いぬ。」(1)

現時点で10冊購入(まだ読んでないのもあるが・・・)

P.S.今まで読んだ乙一作品でベストワンを挙げるとするならば、かなり悩んだ挙句『天帝妖狐』を選ぶ。『Seven Rooms』もかなり印象的で、読み終えたあとは爽快感(ちょっと違うか・・・)、恐怖、悲しみ・・・さまざまな感情が一気に襲ってくるほど圧巻であったが、『天帝妖狐』は似たような救いのない話でありながら、乙一氏のまだ荒削りな感性が見え隠れしたから。変な話、『Seven Rooms』は完成度が高すぎる感じがした。

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あら

はまったんですね。なるべくマは、はまらない様に注意してます。何事もはまると大変ですから。本は、重いですし。ここの床はあまり丈夫そうじゃないので余計に気を付けないと。視力もこの頃怪しいし・・・。(老眼かと思いきやどうも違うような・・・)
アタシ的には、救いのあるヤツが読みたいです。
さっきから選挙の車がたて続けに来ます。宝は、スピーカーでガーガー言って来るのが嫌いで、吠えるのとスピーカーからの声で五月蝿いです。元いた所では、ほとんど来なかったんでよかったんですけど・・・田舎は来ないんですよ、効率悪いですからね。

やった!お友達ができた!

読みましたねぇ!!乙友だねぇっ!!
おしゃままは少しでも飽きると読みたかった本でも止まってしまうのですが、乙一のは飽きたことがありません。一行も逃さずに読もうと思っちゃいます。それから読んだ本の内容を忘れちゃうことも多いのですが乙一のは忘れたことがありません(当たり前のことをスゴイ自慢げに・・・)。
はじめて読んだのは「死にぞこないの青」という本で「こんなに自分の脳を働かせさせられる本に出会ったのは久しぶりだ」というのが第一印象だったの。
SevenRoomsを読んだ時には処分を待つ犬を思い浮かべ、読んだ夜にはセツナさで涙で枕をぬらして(おばちゃんがだよぉ)しまいました。
なんかさ、何も温かみのない文章なのに読んだ後にあついものがこみ上げてくるような、不思議な作風だと思うんですけど。
「銃とチョコレート」はまだハードカバーなんだけどおねえが図書館で借りて読んで絶賛してた。早く読みたい~!!(←ハードカバーは買わない人)

お久しぶりです。朋パパです。
久しぶりにブログ界に帰ってきました。
って程大げさなものではないが(^_^;)
ルーアちゃん、ヒートだったんですね。
もうおしまいのようで。
これからいい季節になりますし、お暇が有りましたら是非また遊びに行きましょう!
またちょくちょくお邪魔しますのでよろしくですm(__)m
こちらもボチボチやっていきますのでお暇があったら除いてやって下さいね~!

>宝マさん
はまってしまいました・・・。確かにはまると大変ですね。置く場所もそうですが、金銭的にもかな~り厳しくなってしまうので・・・。本はまだ単価がそれほどでもないですが、昔ナイフに凝りはじめた頃は1本数万円とか出してましたから・・・(お金が続かなくてすぐやめちゃいましたが^_^;)
選挙の音うるさかったですね。幸い、うちのはあまり気にしないのか吠えることはなかったのですが、人間的にはあのスピーカー音は不快ですね。
あと、花見に行ったときも、候補者がスピーカー持ってうろついていたのには殺意をおぼえましたが・・・。

>おしゃままさん
良いものを紹介していただいてありがとうございます~(^o^)丿
はまっちゃって、はまっちゃって大変です。おかげで犬本を読む時間が・・・^_^;
最近では、会社の行きかえりの電車の中で乙一本を読むのが楽しくなっています。まだまだ、乙一本のストック(と買っていない本)があるので、しばらく楽しめそうです。
「死にぞこないの青」は先日購入しました。まだ、読む順番待ち中ですが、楽しみにしています。
SevenRoomsは電車の中で読み終えたので、さすがに泣きませんでしたが^_^;しばらく考え込んでしまいましたね・・・・。
ハードカバーは私も買うのが勇気がいるので、しばらくは文庫本を読んでいこうかと思いますー。
あ、ルアママも結構気に入っている様子ですー。

>朋パパさん
お久し振りです~。
お忙しかったのでしょうか。なかなかブログが更新されなかったのでちょっぴり心配していましたが、ブログ界にもどられて良かったです^_^;
ルーアくんのヒートは一応出血はおさまったのですが、あと1ヶ月ぐらいは自粛と言う感じでしょうか。
これから良い季節になるので、ぜひぜひ遊んでくださいー。
久し振りに朋ちゃんにも会いたいですー。

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